↓一対の溝
裏当金側面に一対の溝が対角状の位置に形成されています。ジャバラ機能でコラム内径にぴったりくっつくように裏当金を変形させてコラムと裏当金の隙間を小さくします。(一対の溝を挟んで伸縮します。) 板厚16mm以上、縦横径の違う350角以上、200角以下のコラムに特に有効です。上は平面ジャバラ
その他、三箇所の溝、コの字、L字に加工できます。

ハンマーで叩いて1.5mm縮めた時
通常
シャコ万力で締め付けて1、5mm伸ばした時
1、 伸縮が−1.5mm〜+3mm程可能です。→4箇所のコラムRが7R差以内であれば一体型裏当金
   主に一方向に縮むことを目的にしています。 であっても十分な組立て精度を満たすことができます。

2、 通常の裏当金より小さい曲げR寸法に加工できます。→最大3R隙間を小さくします。

3、 一対の溝を支点にコラムに対し離着方向に曲げることができます。→コラム内側の凹凸に対応、
    (幅広面に溝加工した場合)                        シーム付近に便利です。

4、 製品出荷前にコの字の裏当金ではできないコラムサンプルに対しての検品を行っています。

  1〜4→最終的にコラムと裏当金のR形状付近の隙間を小さくすることが目的です


  A4分割組立精度+ねじれ防止とルート出し一発解決、使用感は一体型。(R内ジャバラ)

 R内ジャバラ+ツメ付裏当金
                      
鋼構造ジャーナル 29年1月30日号、22年8月30日号

 Rの隙間を小さく+R形状の調整を同時にできます。二方向伸縮でRの先端を削る心配もなくなります。

                                         あらかじめR寸法を通常の−1〜2mm、径寸法を通常の+1mmで製作いたします。

250角用以下はR内ジャバラ2箇所、300角用以上はR内ジャバラ1箇所+平面上ジャバラ1箇所です。

※通常の一体型と同様の強度はありませんので、組立て溶接の位置と十分な強度に注意が必要です 。

                  
裏当金製作マニュアルとジャバラ機能について

  Bシャコ万力の締め方で調整、別方法で解決。(内開先

  板厚9mm、12mm用の比較ではハンドベンド裏当金と同等のR形状の調整精度が期待できます。
ジャバラ機能の特長 シャコ万力で締め付けるだけでコラムに密着。ハンマーで叩けば小さく縮みます。                                         
コの字の裏当金と同様の組立て溶接をして下さい。
@コの字以上の組立精度、調整できる一体型裏当金。(平面ジャバラ)
            ジャバラ付き裏当金 
コラムメーカーはコラム径寸法の許容値範囲を2〜3mm程としています。
一方、ファブリケーターの要望は、コラム現物の内寸に対して裏当金の外寸を-1mm以下としています。
この矛盾を解決するには裏当金が調整できるものでなくてはなりません。