溶接試験−実施記録(日本エンドタブ協会)

試験実施日時: 平成16年4月28日(水) 13:00〜14:00

試験実施場所: (財)日本溶接技術センター3F第2半自動実習室

溶接装置: ダイヘン インバータオート500 MarkV

溶接ワイヤ銘柄(サイズ): MG−50(1.2mm径)

シールドガスノズル径: 外径 19mm  シールドガス組成: 100%CO2

シールドガス流量: 25 l/分

溶接入熱・パス間温度: 各パス共、40kJ /cm以下、350℃以下を確認

溶接条件記録

試験記号

タブ形式

積層No.

パスNo.

トーチ角度

溶接電流(A

溶接速度

HC-1

コーナー

タブ

1

@

後退

270

23.9

2

A

前進

278

22.9

(平均)

3

B

後退

264

4

C

後退

266

33.7

(平均)

 

D

前進

273

5

E

後退

267

50.9

 

F

後退

279

23.7

6

G

前進

279

32.9

HC-2

コーナー

タブ

1

@

後退

260

25.3

2

A

前進

265

25

3

B

後退

280

20

4

C

後退

276

32.8

(平均)

 

D

前進

282

5

E

前進

275

50

 

F

後退

273

18.5

6

G

前進

260

35.5

外観検査

コーナータブ(HC-1,HC-2)の2体共にいずれも合格。

放射線透過試験

コーナータブ(HC-1,HC-2)の2体とも総合判定2類で合格。

三面マクロ試験

コーナータブ(HC-1,HC-2)の2体とも、端部、底面マクロでの欠陥発生は基準値以下に収まっており合格。



結論

 コーナータブを適用したエンドタブ施工結果が、必ずしも一般スチールタブ適用の施工法に比べて問題となる要素は見出されず、むしろ遜色ない性能を示す結果が得られたことにより、本コーナータブ材は従来のスチールタブ材の範疇として扱って良いと判断される。

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